ギタリスト、森川祐護とポリゴンヘッドのブログ。
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9月の話になりますが...


僕のバンド Polygon Headが
8年振りに来日したベルギーのジャズロックバンド
"FLAT EARTH SOCIETY"のご指名を受けて
渋谷Club Quattroで前座を務め、
ギタリストとして彼らと共演する事も出来ました。

ご来場の皆さん、関係者の皆さん感謝感謝です。

その時、カメラマンの”えびすけ”さんに 撮影して頂いた素晴しき写真を
スライドショー(とフォトアルバム)にまとめましたので、是非ご覧ください。



□□□□Facebook photo album□□□□□□



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大したコネクションも無いはずの僕らになぜ…
この様なオファーがきたのでしょう?

きっかけは数年前、
海外のZappa Fanサイトに僕の動画が紹介されて
海外からのアクセスが集中した事があり
その時、頂いたいくつかのメールの中に
只、ひとこと…

”What can i say ?.... Wouaw !”
(なんて言ったらいいんだ? ワオ!)

…とだけ書かれた物があり
文末に貼ってあった怪しげなリンクを恐る恐る辿ると
ベルギーのギタリスト Pierre Vervloesem氏のサイトだった。

僕は、彼が以前やっていたバンド
”X-LEGGED SALLY”のファンだったので
興奮して、早速その旨を伝えて以来
年に数回 カタコトの英語でメールのやり取りをする仲になった。

そんな中で、Pierre氏が参加するFlat Earth Societyが
”9月に来日することが決まっているけれど、
どこかいい場所はないか?”と打診があったのが今年の3月。

”よかったら一緒に数曲演奏するかい?”
とも書かれていたので
僕も出来る限り協力できればと周りの有力な人たちに相談を持ちかけたが
なかなか良い返事をすることが出来なかった。

お互いにカタコト英語でのやりとりだったので
どのぐらいの規模での来日なのかなど、詳細は不明だったけれど
8年前、同バンドが来日した時は、
吉祥寺のスターパインズカフェで”渋さ知らズ”と競演したそうだ。

だから今回も同じ位のハコで演奏するのだと勝手に想像していた。

後で知ったことだが
Pierreさんは普段、ツアーがないときは
フランスの片田舎にある別荘で暮らしていて
そこはネットの環境がないらしい。

結局それ以降、連絡は途絶え
話自体、なくなってしまったのか?と思っていた。


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しかし6月、
日本の大手プロモーターSMASH さんから連絡を頂きました。

「9月に東京JAZZやベルギービアウィークでベルギーから来日する
 ビッグジャズバンド、FLAT EARTH SOCIETY
 の単独公演を渋谷クアトロで行う予定です。
 彼らから森川さんのお名前を聞きメールを差し上げています。
 その際にオープニングアクトとして参加して頂けないかと…(以下略)」

ぎゃーーー!!!
こちらとしては願ったり叶ったりのオファー!
もちろん、二つ返事で引き受けたましたよ!

ネットが嫌いだと言うPierre さんだが
オフラインでは着々と話を進めてくれていたのだ。


Merci,Pierre!!!

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前置きが長くなりましたが
そんな我がバンド”Polygon Head”が
無事、 FLAT EARTH SOCIETYの前座を務め上げた、
当日の 動画がこちらです。




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本当は
自分が演奏する動画を見るのが苦手なんだけど…

冒頭に「自分の写真満載のスライドショー」を
ナルシシズム全開で 貼り付けておいて…なんだよ!
と 思うかもしれませんが
誰もが携帯などで自画撮りした自分自身の
理想と現実とのギャップに身悶えしたことあるでしょう?

カメラマン えびすけさんの手で厳選された
ベストショット写真とは 違い”動画”は残酷だ。

毎回、 自分自身の姿が写る動画を編集するたびに、
まずこの「きれいなエスパー伊東 」みたいな風体の小男が
ギターにしがみつき歌う現実を「克服」しなければならないのだ。

…とまぁ、自虐風な文章でバランスを取るのはこれくらいにして

今回の舞台は、
「ポリゴンヘッドのクラブ クワトロ デビュー」 という側面もありました。


Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -




ご来場の方に”大きな舞台が似合う”と言われて嬉しかったけど
広い舞台で演奏するイメージは、昔からずっと持って活動してきたし
やはり、とても気持ちがよかった。

もっとも大所帯なFESの楽器が犇めいていて
舞台上のスペースには、そんなに余裕がなかったけれど。


Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -



ところでFESの前座を務めただけでも 充分嬉しい体験でしたが
当初、Pierreさんとのメールには、
”よかったら 一緒に演奏するかい?”…とあったように、

「共演」できるか否かについては
当日まで判らず、悶々として居なければならなかった 。

前述の通り、Pierreさんとのメールは止まっていたし
それはプロモーターSMASHさん側でも同じだったらしく
「もしかしたらザッパのカヴァーを一緒に演奏してもらうかもしれません」
との返事をもらって以降、進展がなかったのだ。

ーーーーーーー

僕らが、クアトロに会場入りした時は
FLAT EARTH SOCIETYはサウンドチェックの最中だった。

流石に世界中をツアーしているバンドだけあって
大所帯にもかかわらずオンタイムでリハを終えて
晴れてPierreさんとの初対面を果たす。

「Hi.Yugo やっと”リアル”フレンドに成ったなぁ!」
「思ってたより小さいな!」
「ん〜いい靴だな!」

お互い、超ブロークンな英語でやりとり。
僕は能面ロボットのようにガチガチになっていたと思うけど
Pierreさんは、とても気さくな人だった。

僕らがサウンドチェックを終えると
楽屋にやってきて、”僕をチーフに紹介する”と言う。


Sound Check.

Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -



”チーフ(chief) ”=つまりバンドのリーダーであり
FESの前身X-LEGGED SALLYのオリジナルメンバーでもある
Peter Vermeerschさんのことである。

彼らの楽屋に案内されるとPeterさんはスタッフとノーパソに向き合い
何やら取り込み中だった。彼らの話が終わるまで
大きなベルギー人に囲まれて、手持ち無沙汰にしている僕を気遣って
Pierreさんはギターについての質問をたくさんしてくれた。

彼らの話がおわって、すかさずPierreさんが今までのブロークン英語とは
うって変わって饒舌な言葉(=フランス語)で話し始める。

Pierreさんに紹介されてPeterさんと握手を交わす。
その後Pierreさんはまた何かPeterさんに提言すると
まわりにいた他のメンバーが一斉に明るい表情でこちらを向いて
「 Yeah〜!! 」と歓迎ムードに。

チーフ Peterさんも「オーケー$&%#%%%〜$%&インプロヴィゼーション#$%&」
と何やらいってる。

ああ、わかった!
どうやら、この瞬間…僕は彼らと共演できることになったのだ!
なにか、即興でやろうって事だ。

今まで能面ロボットだった僕も
心配事の全てが杞憂に過ぎず
この日思い描いていた望みが、全部叶うことが分かって
小躍りしながら彼らの楽屋をあとにした。


僕らの前座としての出番を終えた転換時
自分たちの本番前にもかかわらずPierreさんは
会場に来ていた在日ベルギー人のお友達を通訳に呼び寄せて
細かい段取りを説明してくれた。

ざっくり言うと
「アンコールになったら呼ぶから」
「バンドがドラムソロになったタイミングで
君が好きな様に弾きまくってくれ!」との事!

普段は即興要素の少ない音楽をやっているので
内心ドキドキでしたけどね。




彼らFLAT EARTH SOCIETYの演奏は素晴らしかった。
彼らのオリジナル曲ももちろんだけど
全世界を回るにあたって,やはり ZAPPAのカヴァーを
演奏するというのは重要なセールスポイントらしく
コアなファンのリサーチによると彼らが4曲、僕らが1曲、
カヴァーして、メドレーもあったので結果的にザッパ祭りな一夜に。


アンコール2曲目で
彼らに「Yugo~!」と呼ばれて再びクワトロの舞台に上がる。
大所帯の彼らの隙間を譜面台を退けてもらったりしながら
すり抜けていってPierreの横にたどり着いた。
なぜか、このタイミングで『Nice to meet you, Yugo』と言われて
改めて握手をした(…と思う )。

FESメンバーとお客さんの満面の笑顔に囲まれて最高に幸せな瞬間だった。

まあ確かに
改めて「Nice to meet you」的な心境ではあった 。
ついにFLAT EARTH SOCIETYとの
Pierre Vervloesemとの共演を果たすのだ。
……ぶっつけ本番だけどね。

何の曲かも知らされていなかったけれど
演奏が始まってみれば、それはX-Legged Sally時代からの
旧知の曲 “FFWD”だった!!

美しいピアノソロが終わって、ドラムソロ
そこに今回は僕のギターソロが加わった訳だが。肝心の僕の演奏はというと
正直、中学生のようにがむしゃらに弾きまくった記憶しかない。
でも 後から訊いたら概ね好評だった様で、演奏がテーマに戻った後
目があったホーンセクションのメンバーに「 Yeah! 」と
親指立ててもらえたのが、嬉しかったです。





この日の件も含め
20年も前に亡くなった作曲家Frank Zappaが紡ぐ
「縁」を感じずにはいられない。

今回のプロモーターである”SMASH”の南部さん
(フジロックのオレンジコートといえばこの方) は
Dweezil Zappaの「ZappaPlaysZappa」の来日公演も担当されていて
運命のパズルのピースがまた1つパチリとはまるのを感じました。
(前回のブログ参照の事)

会場で今回のフライヤーを製作したデザイナー梅村昇史さんを
紹介して貰ったのですが、やはり,コアなzappaファンで
FLAT EARTH SOCIETYがザッパの(公式)未発表曲を
演奏していたのを教えてくれました。Zappa道、深し!





with Mr.Pierre Vervloesem

Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -




終演後、
Pierreは 「じゃぁ、またネットで会おうな。」と
3枚もアルバムをくれた。
帰ってからも「Hello.Yugo」とだけ書かれたメールと一緒に
2枚分のアルバムのデータを送ってくれたので計5枚分だ。




僕も会場で物販した3曲入りのデモCDを渡したけれど
通訳の人の言葉が正しければ
いつか完成する「Polygon Headのアルバム」の
ミックス担当のクレジットには
Pierre Vervloesemの名前が載るかもしれませんよ!

ネットが嫌いなピエールさんと
ブロークン英語同士で果たして
どの様にやりとりするのかは謎だけど。

僕がベルギーにいけばいいのかな?
そう成るように、また地道に精進します 。


改めて

Merci,Pierre!!!
Merci,FES!!!




(おまけ:楽屋にて3人ともFESとZAPPAの熱烈なファン)
森川 祐護 (PolygonHead / ポリゴンヘッド)
先日、
音楽情報サイト「MUSE ON MUSE」の運営の方から
『サイト掲載のインタビュー記事の中で
 Dweezil Zappaが森川様のことに触れております。』
との連絡を頂きました。

http://www.museonmuse.jp/?p=5183

==========
(以下引用)
”MM : それでは日本のファンへメッセージをお願いします。
DZ : 近い将来、日本にまた行きたいと思っているよ。
日本を訪れ、日本で演奏するのは大好きだ。
最近、森川祐護という日本の素晴らしいギタリスト(を)紹介してもらった。
彼はPOLYGON HEADという名前で活動をしている。
彼は父の音楽をとても上手に演奏するし、
”Black Page #1”や”Uncle Meat”を覚えて
演奏するというその姿勢を僕はリスペクトしている。"

(English→)http://www.museonmuse.jp/?p=5201
================

まさか、こうして公言してくれていたなんて!!
感激です!!!!!

そんな訳で、この数ヶ月
僕は夢と現実がごちゃ混ぜに成った様な気分で
ずっと”ふわふわ”しています。

ーーーーーーーーーー

きっかけは
僕のライフワークである「Frank Zappaのカヴァー」第二弾として
こちらの動画をアップした事だった。

「Frank Zappa -"Uncle Meat" (cover) 」


数年前にアップした渾身の「Black Page#1」動画が
世界中に点在するのコアなZappaファン達に好評だったこともあり
こちら「Uncle Meat」の動画もアップした、その瞬間から
国内外の人達からリアクションが有って、とても...
とても嬉しかったです。

ところで、
海外の方からのメッセージで
”good eyebrow”;と言うのを時々頂きます
...直訳すると「良い眉毛」ですが
Zappaフリークの間で”eyebrow”は、ちょっと別の意味を持っています。

作曲家たるZappaがミュージシャンに、譜面に書いてある以上の”何か”を
付け足して演奏orパフォーマンスして欲しい時に”眉毛”を増やせ
と…言っていたとか。いないとか。

つまり「良い眉毛だね!」は=僕が原曲に「付け足した」部分。
「オリジナリティー」を評価してくれてるみたいなんだけど
僕は、同じZappaフリークでも英語圏の人間ではないので
最初、文字通り「眉毛」を褒められてるのかと思い。

ただでさえ、
普段から「お化粧してる?」と聞かれる”メイク顔”で困っているのに
海外の人まで「その眉毛いいね!」とコメントして来るなんて…と
ショックを受け、動画にこっそり「ノーメイク」のタグを足しておきました。
何度も言いますが、生まれてこのかたスッピンで勝負しております。

ーーーーーーーーーー

いや、余談はさておき。
そんな動画をアップした数日後の朝、
ある人からコメントを頂きます。


Wow!! I am glad!! 遂にDweezil Zappa 本人からコメント貰えたー!朝から嬉しい!

Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -




そう。
Frank Zappaの息子、Dweezil Zappaさんです。

僕の、この時の驚きと喜びを
等身大に理解してくれる人は、どれだけ居るだろうか?

青春の殆どを、50枚以上あるF.Zappaのアルバムを漁る事に費やし
その息子、Dweezilの音楽もリアルタイムで聴いて育った僕に
彼自身がコメントをくれたのだ!

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本人からのコメントを前にして
10代の頃からの純然たるファンとして
お腹の底から嗚咽の様に沸き上がる想いを
きちんと伝えたい...そう思った僕は、

◯あなたにコメント貰えて、ザッパファンとして報われた気分です。

◯この曲は好き過ぎて永遠に弾き続けていられます。

◯僕の夢はいつかあなたと共演する事なので、来日する時はよろしくお願いします!

…この3つを誠実かつ真摯に伝えるべく
以前から海外とのやり取りでお世話になっていた
日比谷カタンさんの敏腕マネージャーでお馴染み、
翻訳家の野田女史のご協力を仰ぎメールをしたためました。

そして
Dweezilさんから貰った返事がこちらです!
(私信ですが、本人から許可を得てキャプチャー画像をアップ。)


Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -




翻訳アプリを通した結果を見るまでもなく
その返事を読んだ瞬間、喜びのあまり人目も憚らず叫びましたよ!

ちなみに翻訳した文面はこちら


ぎゃー!ドゥイージル ザッパ氏から感激な返事来たー!

Yugo Morikawaさん(@polygonhead)が投稿した写真 -




10代の自分にこの事を教えたら、きっと卒倒するだろう。
あまりにも、あの頃思い描いた妄想そのままの展開なので
誰かに、思いっきりホッペタをツネッて欲しい気分です。

斯くして…
僕の弾いたZappa動画がZappa家公認(と言っても良いですよね?)に成った。
その顛末でした。

Mr.Dweezil Zappa…
I can't thank you enough!

今後とも
ザッパのカヴァーもオリジナル...ポリゴンヘッドの曲も
さらに邁進して行きますので、応援よろしくお願いします。

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その他、関連資料
Frank Zappa-"the Black Page#1" (cover) 森川 祐護 (PolygonHead / ポリゴンヘッド)
プロフィール
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性別:
男性
自己紹介:
森川祐護
ギタリスト。
ポリゴンヘッドと云う
ストレンジなギターポップ・ユニットを演っております。
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